『ヒューマンエラーを防ぐ技術』
- 作者: 東京電力技術開発研究所ヒューマンファクターグループ,河野龍太郎
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2006/03/27
- メディア: 単行本
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図書館で借りて読んだ。
とても面白かった。目次的なメモ。
1章:ヒューマンエラー発生のメカニズム
安全は存在しない
エラー誘発環境
エラーに関係する人間的特性
生理的身体的特性
疲労・睡眠・加齢・体躯
認知的特性
注意・ゲシュタルト・視覚・聴覚・正常性バイアス・こじつけ解釈・忘却曲線・記憶の変容・積極的な忘却は困難
集団の心理的特性
2章:ヒューマンファクター工学の考え方
事故の構造
人間中心のシステム設計
3章:ヒューマンエラー対策
リスクの低いシステム
ヒューマンエラー対策の考え方
ヒューマンエラー対策11のガイドライン
個人的には1章が特に面白かった。ソフトウェア開発でもこういうことを意識しないとだめだなぁ、と。障害分析だとか品質指標だとか色々とやってはいるものの、形骸化しているというか、それそのものが目的となっている感が強い。
業界的なものか、人間的特性をあえて無視しているような気もする。ちょっといろいろ考える。